全血献血は、400mlが主流です

 こんにちは。左右田(仮)です。
 札幌も、めっきり寒くなって参りました。私はまだ目撃していませんが、場所によっては雪虫が飛んでいるようです。

 さて、先日所用がありまして、大通近辺に出向いたところ、地下歩行空間(通称「チカホ」)で献血ルームの職員の方が献血のお願いをしていました。
 たまたまタイミングが合うだけなのかも知れませんが、街中に出かけると、職員の方が「献血へのご協力をお願いします」と呼びかけをしている場面をよく目にします。
 幸い時間があったので、自分も協力できるなら……と思い、献血ルームに行ってみました。
 昔は200mlと400mlを選択することもできましたが、今は400mlがデフォルトのようです。

 採血中に職員の方に聞いたのですが、北海道は冬時期に差し掛かると献血に訪れる人が少なくなるのだそうです。
 献血終了後にいただいた印刷物にも、冬期の献血協力についてのお願いが記載されていました。
 北海道の場合は、冷え込みや荒天などによって献血協力者の足が遠のくだけではなく、献血車の活動に支障が出て血液が足りなくなるケースもあるそうで。
 雪害によって献血車を派遣できない場合や、予定地に到着しても、献血車の設置スペース等が確保できず、やむを得ずに中止となったこともあるそうです。
 「血液が足りないときは自衛官の方々に協力をお願いする」という話を時々耳にしますが、大雪に見舞われると、自衛官の皆さんはそれらの救助活動などに出動していて協力可能な人々が集まらないといったこともあるとか。
 献血ルーム内には「若い方やしばらく献血を行っていない方も、是非誘ってみてください」といった旨のお願いポスターが掲示されていましたが、「一緒に献血行こうぜ!」的なシチュエーションは、身内でもなかなか起こり得ない気がします。

「献血のお礼」としていただいた、薬用ハミガキ

「献血のお礼」としていただいた、薬用ハミガキ

 献血終了後に、お礼の品としてオリジナルパッケージの薬用ハミガキをいただきました。ロゴと使用キャラクターから察するに、北海道のみのオリジナルバージョンのようです。
 私が十代の頃は、献血可能な年齢になった方や二十歳になった方が献血に協力すると、記念品としてテレフォンカード等を提供するキャンペーンを頻繁に行っていました。
 現在献血に慣れ親しんでいる方の中には、これらのキャンペーンがきっかけになって献血を始めた方もいるのではないでしょうか。
 「売血に繋がる」ということで、現在は献血のお礼の品に金券を提供することはなくなったそうですが、協力者不足に悩むくらいならいっそ復活させてしまった方が良いのではないかと思ってしまいます。
 適切に運用されていれば、いわゆる「黄色い血」状態になることはないはずだとド素人は思うのですが……どうなんでしょうかね。