浅知恵DIY
こんにちは。左右田(仮)です。みなさんは、自転車には乗りますか？
私はよく乗っています。あと2、3ヶ月もすると、乗れなくなってしまいますが……。
ザ☆ のアレです
取付け用ネジもついています
さて、自転車に乗っていると、「あったら便利だな」と感じるものがいくつかあると思います。
ドリンクホルダーもその一つではないでしょうか。
自転車用のドリンクホルダーは、100円ショップでも見かけます。
やはり需要があるのでしょう。お店によっては別タイプのホルダーを複数揃えているところもあります。100円ショップで賄えるのなら十分と思う方もいるでしょう。
しかし、100円という価格設定故に、大雑把なつくりであることは想像に難くないと言いますか。商品そのままの状態だと、取付けをするにも難儀する品もあるわけでして。
たとえば、ダイソーの「自転車用ドリンクホルダー」。
こちらは、スチールワイヤーを塩化ビニール樹脂でコーティングしたシンプルな構造の物です。樹脂製のドリンクホルダーは他社の100円ショップでも見かけますが、ワイヤータイプはあまり見かけない気がします。
このドリンクホルダーには取付け用のネジと補助金具も付属していますが、これを付属のネジで自転車のハンドルに取付けるのは、ちょっとと言うか……かなり無理があるような気がします。
ネジ使用の図
試しに同梱されていた金具とネジを使ってみましたが、こんな感じになってしまいます。
取付け金具の凹み部分は、極端なカーブを描いています。これが取付け可能な自転車となると、車体も相当華奢なものになるのではないかと思うのです。
これが特別歪んでいるわけではありません。お店に並んでいた他の商品も同様でした。
ていうか、こんなほっそい自転車ハンドルがあるかぁああああああああ！
……そこで、浅知恵ながら改造を試みることにしました。
「説明書きのとおりに金具とネジで自転車ハンドルに固定するのは無理ゲーだし、ドリンクホルダーを着脱可能なパーツに改造してみたらいいんじゃね？」的な発想です。はい。浅知恵ですね。
ドリンクホルダー付属のネジは使いません。取付け用金具も使いません。 取付け用金具の代わりに、ホームセンター等で売っている「ロープフック」というアイテムを使います。
ロープフックにはいろいろな形状があるようですが、今回はネジ穴つきの物を選びました。鍵のないフック型です。
錆に強いステンレス製が望ましいのですが、店頭在庫はスチール製品のみだったので、こちらを選びました。
「し」の字を上下逆さにしたようなかたちとでも言いましょうか。このフック部分をハンドルに引っかけることを想定しています。
ドリンクホルダー付属のネジはM4サイズだったので、同サイズのステンレスネジと袋ナットも用意します。
ネジの長さはお好みで。付属のネジは長さ20mmでしたが、10mmもあれば十分だと思います。
ネジ山部分は、ドライバーで締めるタイプの+型や-型が一般的だと思いますが、レンチで締める六角型の物にしました。
商品同梱ネジでサイズを確認
ギュギュッとネジ締め
通常のナットでも問題はないと思いますが、ネジの引っかかりなどを防げるので、袋ナットの方がおすすめです。
下記の順番でパーツにネジを通して、ネジ止めをします。
[M4ネジ]=[ワッシャー]=[ドリンクホルダー]=[ロープフック]=[ナット]
ロープフックとドリンクホルダーのネジ穴位置がズレているので、一ヶ所のみのネジ止めになりますが、しっかり締めればかなり安定します。
塩化ビニール樹脂のコーティング部分にネジが食い込むため、ブレが少なくなるのです。
ナット側にもレンチなどをあてて、固定しながらネジを締めていくといいでしょう。
力の限りギュギュッと締めて、完成です。
雑な画像でちょっとわかりにくいのですが、こんな感じでハンドルに引っかけて使用します。
ハンドルに引っかけて使います
350mlの缶や500mlペットボトルはもちろん、コンビニ売りのドリップアイスコーヒーもホールドします。
カップドリンクを載せた状態で長時間乗り回すのは、さすがにおすすめできませんが……。
近所のホームセンターで購入した部品は、下記の通りです。(価格は税込)
・ステンレス袋ナット M4 124円
・ステンレスナベ頭小ネジセット M4 10mm 143円
・ロープ用フック 111円
108+124+143+111=486 で、総額486円也。
元の四倍近くになってるじゃん……との突っ込みが入りそうですが、自転車用品コーナーに並んでいるドリンクホルダーはもっといいお値段がするので、結果オーライだと思います。